・硬質鉛を精製
いよいよ鋳造の その前に
活字合金(かつじごうきん)から
硬質鉛を精製します
鋳造に関しては 危険性が高いので 安全第一 で
室外で作業します
装備も
防毒マスク 耐熱グローブ ゴーグル が 必需品
換気の良い場所で
カセットコンロの上に焼きアミを乗せて
適当の量の活字合金を入れた片手鍋を乗せ点火
上からトーチバーナーで溶かします
鍋の木製の持ち手は熱で炭化してしまったのでステンに変えて
持つ所にシリコーンシート(100均)をテープで巻き付けました
溶けたらステンレス製カップにゆっくりと流し入れると
不純物だけが鍋に残りました
冷めて取り出した硬質鉛
今回
鉛だけとの重量差を知りたっかので
カップに印を付けて 同じ量流し込んで 計って見ることに
鉛 460g
活字合金から精製した硬質鉛 412g
計算すると
10%強 硬質鉛が軽い
活字合金は 約 鉛80%・アンチモン17%・錫3%
ネット販売されているジグ用硬質鉛はアンチモン約10%なので
1:1で混合しても良さそうです
また その範囲で重さの調節が出来ますネ
・アイ製作
皆さん推奨の作り方は台木に作りたい長さで二本の釘を打ち
釘の頭をカットして それにステンレス硬線を巻いて製作されてます
私はまだ 試作段階で大量に複製しないので
ワイヤーループペンチ・ペンチだけで 数本製作します
ワイヤーループペンチは本来 線径:φ1.0mm以下での使用と記載されていて
先端(3mm)部分を使用するため 力不足感があり 小さい円ほど苦慮します
ワイヤーループペンチの先端3㎜部分を使用
曲げる 位置・角度が決めて かな?
先端を曲げて出来上がり
曲げる位置をチェック
セット確認
hoyakenyoさんの動画が解りやすいです
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・鋳造
シリコン型枠 の硬質鉛を流し込む表面にベビーパウダーを刷毛で塗る
鉛の流動が良くなり表面の仕上がりも綺麗になるそう
又 熱で型枠が傷むのを抑える効果があるそうです
型枠の大きさに合わせてべニア板を2枚カット
アイをセットせずに シリコン型枠を合わせべニア板で挟んで
クランプで固定
強く閉める必要はありません
精製した要領で硬質鉛を溶かして
シリコン型枠の温度を上げる目的で 注ぎ口から鉛を注ぎ入れ
約1分でトレーに取り出します
ベビーパウダー塗布同様 表面の仕上がりも綺麗になるそう
アイをセットして本番
同じペースで途中途切れ無い様
最初慌てて注ぎ過ぎてしまい 相当 垂れ流してしまいました
20~60gなのですぐ 溢れてしまいます
1分後 トレーの上に取り出します
鉛はまだ 高温なので 要注意
原因不明の失敗
綺麗に出来ません
表面がボコボコ
中性洗剤で洗浄したり 空気溝を広げてみたりするも
改善出来ず
そこで トーチバーナーを使って
鉛の温度を上げて注入 結果 ダメ‼
今度は
鉛が溶けて直ぐに火を止めて注入 結果 Good!!
温度を上げ過ぎて 鉛が煮立ち 泡立ったのでは?
適温がある様で「熔解ポット」があれば温度調節が可能でしょう
但し無くても良いです
何度か行う事で 要領が解って来ます
シリコン型枠温め時 失敗作 注ぎ口部分の 鉛は 溶かして再利用
確り冷ましてから
注ぎ口部をニッパーで取り除き 計量て見ると
吃驚⁉
ピッタリ60g
今回 活字合金を精製した硬質鉛だけで製作しました
次回 鉛を加えて重さを調節してみようと 考えてましたが
このまま 次の工程に進もうと思います
研磨・塗装・コーティング などで重量が変わりますネ⁈
使用した機材
防毒マスク
耐熱グローブ
ゴーグル
カセットコンロ
トーチバーナー(早く熔解出来る)
焼きアミ(無くても大丈夫)
ステンレス製カップ(100均)(溶けなければ何でも)
片手鍋 (注ぎ口付き)
トレー(ある程度冷めた鉛塊を一時置きするのに)
ステンレス硬線 (1.2mm)
ワイヤーループペンチ
ペンチ
クランプ
ベニヤ板(シリコン型枠を挟める板)
刷毛 (ベビーパウダー塗布用)
何とか 形にはなりました
この後 細かな形成 研磨 塗装 ・・・・・・・
ここからが 難関 です
最後まで閲覧有難う御座いました