博多の お正月は 鰤(ブリ)を食べる家庭が多いです
出世魚と言う事もありますが
よか嫁ぶり と言う慣習があります
結婚して初めての正月を迎える婿さんがたからお嫁さんの実家にブリを贈ります。
「いいお嫁さんです、大切なお嬢様をいただきましてありがとうございました」
という意味の嫁ブリ。
「いいお嫁さん」を九州で「よか嫁 」と言います。
また、お嫁さんっぷりがいい 、~っぷり、とこの時期、特に正月には欠かせない寒ぶりのぶりの語呂合わせで「よか嫁ぶり」「嫁ブリ」となっています。
婿さんからではなく、婿さんの実家(嫁ぎ先)からお嫁さんの実家へ贈るもので、家と家のお付き合いの節目の挨拶です。
九州北部の漁村から始まり
博多商人によって広範囲に伝えられて慣習になりました
福岡・佐賀・熊本 でこの慣習が残っているようです
おもしろい事に 岡山にも嫁ぶりの慣習があるそうです
福岡が黒田藩の頃 岡山に伝わった?
黒田如水、黒田長政親子が筑前国にきて新たに城を築いてつけた地名が福岡です
黒田家がもともと岡山(備前国邑久郡福岡村)だった事で 先祖の地名をつけた事
が由来です
こういった事から博多と岡山で往来があり
博多の嫁ぶりの慣習が岡山に伝わったと言う事です
博多雑煮
博多の雑煮も鰤(ブリ)が欠かせません
飛魚(アゴ)ダシ に 鰤(ブリ) まる餅 かつお菜 が
特徴です
具は各家庭で若干違いますが かつお菜 だけは付き物です
かつお菜は 博多に古くから伝わる野菜で高菜の仲間で 茎の部分がカツオ節の風味があることからこの名になったそうです 色は濃い緑色で 肉厚の葉は縮れています
我が家では 年末の恒例となっている 糸島漁協本所岐志漁港 に
活鰤(ブリ)を 買いに行きます
12/30 6:30~16:00
12/31 6:30~完売次第(※例年午前中には終了)
価格:活ブリ 1kg 1,650円
場所:糸島市志摩岐志778-5(糸島漁協本所岐志漁港092-328-2311)
と言っても妻が行っていたので今回初めて行く事にしました
31日 午前6時 真っ暗の中家を出て 7時前に到着しましたが
既に たくさんの車で止める場所を探すほどで
販売場所に行くと沢山の方々が並ばれ行列が出来ていました
イカダから泳いでるブリをすくい
その場で生〆する様子は迫力満点です!
4.5㎏~6㎏位で揃っているようでした
4.8㎏を購入三枚におろしてもらう事に
4.8㎏ × 1,650円= 7,920円+500円(おろし料金)
合計8,420円
鮮やかな包丁さばき 次々と おろされていきます
後ろから 順番待ちの方々で いっぱいです
クーラーボックス持参していたので氷(無料)を入れてもらい
帰り道 妻の実家に 半身を渡して帰宅
刺身と雑煮で 頂きました
我が家の雑煮
楽しかったので次回も行って見様と思います
それから
あまりにも鮮やかな包丁さばきで
これなら自分でも出来そう(勘違い?)だったので気が向いたら挑戦してみます (^^)