知人から米ぬかが体に凄くいいと聞き
何がいいのか調査
玄米の表面をけずって精米するとできるのが米ぬか
米ぬかは玄米に含まれる栄養素の9割以上が含まれています
日頃 玄米の1割の栄養素の白米を食べてるんですね
100gあたり含有量 | ||
白米 | 米ぬか | |
タンパク質 | 6.1 | 13.4 |
脂質 | 0.9 | 19.6 |
炭水化物 | 77.6 | 48.8 |
植物繊維 | 0.5 | 20.5 |
リン (㎎) | 95.0 | 2000.0 |
マグネシウム (㎎) | 23.0 | 850.0 |
鉄 (㎎) | 0.8 | 7.6 |
ビタミンB1 (㎎) | 0.1 | 3.1 |
ナイアシン (㎎) | 1.2 | 36.4 |
ビタミンE (㎎) | 0.1 | 12.2 |
上の表だけでも栄養素の割合の違い随分違います
米ぬかはビタミンが豊富です
日本でビタミンBが発見されたのは米ぬかからなんです
チョと昔の話になります
江戸時代「江戸煩(わずら)い」や「大阪腫(ば)れ」と言った病気が流行り地方から都心に行くと体調を崩し寝込んでしまい故郷に」帰ると元気になったのです
江戸時代中期になると都心では庶民でも白米を食べるようになり、基本「 ごはん 味噌汁 漬物」だけで
なんと!
1日一人5合 一人でですよ
お米だけでカロリーのほとんどを補っていたそうです
白米は玄米の 胚芽部分に含まれるビタミンB1をそぎ落としてしまうため「脚気(かっけ)」ビタミンB1欠乏症と言う病気で足のしびれなどの症状が出ました
都心を離れると麦や穀物、野菜などを中心とした食生活に戻るため、自然と回復したわけです
脚気(かっけ)の原因が分かったのは明治の終り頃で
日清戦争(明治27年)日露戦争(明治37年)では戦場に行かせる兵士に白米を腹いっぱい食べさせたいという心情が強かった事もあり脚気心が高率に発生
日清戦争(明治27年)では4万人を超える脚気患者がでて死者が4千人ちかく、日露戦争では25万人もの脚気患者がでて死者4万余人のうち病死者が3万人で多くは脚気心によるものだったようです
現代では多くのことが解明され「健康ブーム」などと言われ色々な食材・サプリが出回っている一方でインスタント・加工食品 極端な偏食 アルコール大量摂取に加え ストレス社会の中 ビタミンB1不足により脚気はもちろんウェルニッケ脳症 手足のしびれ 食欲不振 消化不良 イライラ肌荒れなど現代病が問題になっています
米ぬかが注目されている要因の一つなんですね
まだまだある米ぬかの優れた成分
米ぬかは豊富な栄養素や物質を含んでいて複雑に働き 病治療・予防効果を発揮するようです
抗癌作用 天然の抗ガン物質とも呼ばれています
血小板凝集阻止能により血管内で固まって血栓となり、血管を塞いでしまうのを抑制する血をさらさら作用
カルシウムなどのミネラルの代謝を助ける作用により尿路結石や腎結石の予防、歯垢形成抑制の効果などがある
老化遅延効果 (しわや白髪、薄毛の対策に効果的)
ダイエタリーファイバー(食物繊維)
老廃物排出 ダイエタリーファイバーは消化吸収されずにそのまま排出されますが老廃物や過剰に摂取した余分な栄養分も一緒に排出してくれます
整腸作用 肥満の解消
心疾患 大腸がん 糖尿病 予防
抗脂肪肝ビタミンと呼ばれている
脂肪肝 高脂血症 動脈硬化の予防、カルシウムの吸収促進、コレステロール血症の改善 うつ病 パニック障害 強迫神経症に有効
植物ステロール
コレステロールの吸収を抑える作用 体内にほとんど吸収されない
生活習慣病の予防
排尿障害の改善
免疫力を高める効果
フェルラ酸 米糠に特有 ポリフェノール類
メラニン生成の抑制・紫外線吸収・酸化防止機能
アルツハイマー病を予防する効果が期待
美白効果 食品・化粧品に用いられる
高血圧を予防する効果が期待
抗酸化作 大腸がん予防効果が期待
γ-オリザノール 米糠に特有
コレステロールの吸収を抑える作用
自律神経失調症 更年期障害 潰瘍に効果があり医薬品として使用されている
紫外線防止のために化粧品に用いられる
肩こり 腰痛 眼精疲労の改善
皮膚の調子を整える
さらに ビタミンB1以外にもこれらの栄養素が豊富です
ビタミンB2 ビタミンE ビタミンB6 ミネラル 鉄 マグネシウム マンガン
カルシウム リン ナイアシン ・・・
体に必要な栄養素ばかりです
玄米でも同じように摂取する事が可能のようですが白米と比べると硬く確り噛んで食べないと栄養吸収が出来ないばかりか胃腸に負担がかかり消化不良を起こしてしまいます その点米ぬかは細かく擂(す)られているので玄米よりはるかに消化吸収しやすいと言う事です
米ぬかはまさに天然の栄養剤なんですね
これは食べないといけないですよね!
米ぬかの食べ方と注意点
米ぬかは 見た目分かりづらいですが日持ちしないそうです
特に生の 米ぬかは 酸化にとても弱いそうで保存期間が凄く短いのですが煎ることによって長持ちできるそうです
煎ることで殺菌されクセもなくなり、ほんのり甘く味わい豊かになるみたいです
ただ それを冷蔵庫で保管しても2~3週間しか保存できないし冷凍は大事な栄養素が壊れてしまうそうなので一度に大量に入手しづらいですね
すでに煎ってある「煎りぬか」が売っているので簡単でいいです
我が家も早速入手しました
注意する事がありました
1.米ヌカは玄米の部分では最も残留農薬の蓄積される箇所と言う事
使用農薬の少ない安全確認できる米ぬかを使用しましょう
2.米ぬかの食物繊維は強力
大さじ1杯の米ぬかには玄米ご飯2膳分に相当する栄養成分量が含まれているそうです
その分食物繊維も強力で取りすぎるとお腹が緩くなるそうです
1日大さじ2杯を上限で
3.酸化するスピードが速い
前にも書きましたが使用できる期間が短いので一度にたくさん入手はさけたいです
少量ずつの入手が良い様です
味噌汁 お好み焼き に入れてみましたが全然分かりませんでした
効果が表れるのが3ヶ月位からだそうなので毎日大さじ1~2杯を継続していきたいです
(家族の体調とも相談しつつ)
米ぬかは医薬品 化粧品も数多く愛用されている方が多いようです
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